知恵の輪

WASEDA76のメンバーは還暦を迎えようとしています。人生80年の時代に残された時間は、20年余りとなりました。定年退職により職場を離れますが、これまでの職縁社会を離れると一気に人との絆が途切れて、今までの知識・経験が活用されないままに埋もれる可能性があります。「知恵の輪」のコンセプトは、これまでの経験を活用して、実社会に何か貢献ができないか、次世代を担う方々に我々全員で知恵を出し合って貴重な経験を受け継いでもらえないかということです。

人生経験も違い、経験した業務も異なる我々が、いきなり集まってもすぐにはチームワーク良く様々な活動ができるとは思いません。しかしながら、WASEDA76のメンバーは、初対面の時から、設立総会の準備、設立総会、その後の展開を見据えて、親睦を深めながらチームワーク良く活動をしています。これも、一人ではできることではなく一つの知恵の輪の活動です。「知恵の輪」は、各々の知恵を持ち寄って何らかの成果をあげようというものであり、目標が明確になれば、一致団結できます。

目標については、WASEDA76のメンバーで知恵を出し合って考えていけば良いとは思いますが、現在考えられるものは、人材育成・研修、中小企業支援、政府系調査、介護・福祉、等が考えられます。

将来的には、NPO等の設立が出来ればと思いますが、まずは、他の分科会でお互いの親睦を深めつつ、各人の専門知識等を相互にしっかり把握し、「知恵の輪」の輪同士の間隔を狭め、焦らずに継続し成果を出すことが重要と考えられます。具体的には、すでに社会的に評価され、核となり得る方々との連携を深めていくことが必須です。そのような基盤となる人と人との輪、つまり「知恵の輪」が出来てきたら、【具体的活動案】を実現させることを目指したいと考えます。

まずは、お互いを発見し合うための時間を大切にして、WASEDA76で出会えた「えにし」を「絆」に変えていきたいと思います。

沖本 美幸 記

具体的活動案の将来像:沖本 美幸 記  知恵の輪の具体的活動案の将来像04.2012 (PDFクリック)